トルストイに学ぶ  崟鐐茲畔刃臓廖2

2017.01.11 Wednesday
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    JUGEMテーマ:読書

     

     『戦争と平和』あらすじ

     

     1805年、アレクサンドル1世治下のロシアは、オーストリアと連合して、フランス大革命干渉戦争後、ナポレオン率いるフランスと戦争に突入する。元元帥のボルコンスキー公爵家の一人息子アンドレイは、この戦争で将校としての輝かしい栄光を夢みて、身重の妻リーザを父(元元帥)のもとに預け出征する。また、家計が傾いているロストフ伯爵家の長男ニコライも祖国愛に燃えて戦地に赴く。一方、世間離れした宮廷を中心とする貴族社会の生活はその戦争とは関係なく以前と変わりない華やかさで続けられている。アンドレイの親友ピエールは、莫大な財産を有するベズウーホフ伯爵の私生児にも関わらず、伯爵の死後思いがけなく全財産の相続者となり、社交界随一の美女エレンと結婚する。

     そんな中、戦局はロシアに不利になり、ついにはアウステルリッツ三帝会戦でロシア軍は致命的な打撃を受ける。この戦闘でアンドレイは重症を負い、戦場に倒れたまま悠久の空を眺めているうちに、自分の夢見た栄光のはかなさを悟る。彼が復員して帰宅した夜、妻は男の子(ニコルシカ)を出産するが、産褥熱で死ぬ。ピエールは妻の不倫の噂を巡って、ニコライの友人ドーロフと決闘し相手を負傷させるが、人生の醜さに絶望し、新しい生き方を求めてフリーメーソンの結社に入る。戦争や妻の死で人生に半ば自棄していたアンドレイは、ある時、ロストフ伯爵家の令嬢ナターシャと知り合い、その全く自己を飾らない天衣無縫で美貌の彼女の性格に強く心を打たれる。二人はやがて婚約するが、財産が少ない格下の伯爵家との婚姻のため父の反対あい、アンドレイは結婚を一年先に延ばす。また、ナターシャもアンドレイの妹マリアや父に嫌がらせをされる。その反動もあってナターシャは、その一年の期限が切れる直前、アンドレイの親友ピエールの妻エレンの兄アナトーリに誘惑され、婚約を破棄して駆け落ちを企てるが、未然に発覚する。ナターシャの心の弱点を誘惑したアナトーリは半グレの遊び人貴族だった。フリーメーソンとして責任を感じたピエールはナターシャに説明をすると同時に既婚者にも関わらず透き通った心の持ち主であるナターシャに恋心を抱く。

     1807年に一旦講和を結んだロシアとフランスの間は、大陸封鎖の履行を巡って再び険悪になり、ついに1812年に戦争が再燃する。ロシア軍は退却に退却を重ね、ついに旧都モスクワを放棄という前代未聞の非常事態に立ち至る。これに先立つボロジノの戦闘でアンドレイは重症、生死を彷徨うが、偶然、モスクワから脱出避難するロストフ家の馬車に救われ、駆け落ちしようとした過去を深く反省するナターシャとその兄ニコライを思い続けたマリアに看取られて逝く。

     一方、ヒューマニズムの観点からナポレオン暗殺を企ててモスクワで迎え撃つためとどまったピエールは、フランス軍の捕虜となり、軍とともに行軍を続け、モスクワ放火の疑いで処刑寸前になるが、ロシアのパルチザンに救出される。

     モスクワ放棄を戦略としたクトゥーゾフ将軍はアレクサンドル皇帝に叱責されるが、ナポレオンは逆にモスクワから退去し厳冬のロシアの中で敗走、ロシアはついにフランス軍を打ち破る。平和に戻ったモスクワでナターシャに再会したピエールは、彼女への深い愛を告白し、二人は結婚する。親友アンドレイの子ニコルシカは疾風怒濤の人生を送ったピエールの活動や思想に触発されて成長し、・・・。

    トルストイに学ぶ|-|-|-|-|by ネコスキイ

    トルストイに学ぶ  崟鐐茲畔刃臓廖1

    2017.01.05 Thursday
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      評価:
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      NHKエンタープライズ
      ¥ 11,244
      (2017-03-02)

      JUGEMテーマ:読書

       

       トルストイの『戦争と平和』は、これを読まないで文学は語れないほど世界的影響の強いものはないでしょう。

       2017年からは多くの文学から人生の深淵や人間性の矛盾について現代的に考えていきたいと思います。

       

       

        慇鐐茲畔刃臓戮ら 

        もともと、「戦争と民衆」などというテーマで書こうとした形跡があるくらい、支配者から末端の被支配者までの登場人物を克明に記してあるリアリズムの権化です。ちょっと長いですが、長い人生の座右の書になるのは間違いないです。

       この小説のテーマはずばり、戦争に振り回されるのは民衆であり、その犠牲になるのはまた民衆であるということです。戦争のない社会と戦争を胎蔵する社会にも当てはまると思います。

       現在の社会が、さまざまな制約を孕みながらもトルストイの社会と決定的に違うのは女性が多く意見をもち主張していける社会が実現している点です。

       アリストパネスの『女の平和』は、セックス・ストライキで男の戦士を骨抜きにするという戦略で平和を実現しようとします。

       現代社会では、たぶん金融資本家ストライキ戦略で戦争させないことが重要になっているのではないでしょうか。

       しかし、戦争で儲けようとする輩が徘徊する限り、戦争はなくなりませんね。このことを深く考えているのは、管見ではありますが、マルクス以外あまり見当たらないのです(マルクスとマルクス主義者とは違いますね)。

       近年流行のアードラーやハンナ・アーレントなどもその流れではありますが、本質的な戦争消滅論になっていないような気がします。

       『戦争と平和』にも、戦争否定論を元元帥の老ボルコンスキーに語る理想主義者が出てきますが、否定の主体や必然性について語っていません。ヒューマニズムから語る時代はこの時代で終わりにして、それを乗り越えて具体的に戦争を終わらせる工夫の数々を民衆一般まで浸透させる必要があります。

       

       

       

       

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