紅白のびっくりぽん的感想

2016.01.02 Saturday
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    評価:
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    NHKエンタープライズ
    ¥ 3,172
    (2015-11-27)

     年末の紅白のサプライズは元AKBの前田敦子と大島優子が飛び入りするということだけで、去年の桑田佳祐並みのインパクトはありませんでした。
     政治的に無難に乗り越えたNHKだったでしょう。
     私にとっては、sekai no owariやゲラゲラポーの妙にうまい歌手の歌に感動したりした数年前に比べればなんてない紅白でした。
     
     その中でも、気を引いたのはmiwaの歌声や島津亜矢の演歌でした。
     miwaは数年前から紅白に出ていたようですが、あまりインパクトを感じないので忘れていました。しかし、今回は高く伸びるかわいらしい声で、身の丈に合った若い心を歌い上げる素晴らしい楽曲を提供してくれました。
     島津亜矢は過疎の村の年老いた夫婦が都会に出ている子どもに向けたメッセージを歌い、今の現実に即したピッタリの歌詞で涙を誘いました。
     それにしても、トップバッターの還暦・郷ひろみが歌って踊っているのに、後ろで何やらひそひそ話している歌手やにやにや笑っているexileを見ていると、かなり引きました。
     せっかく全員そろってのオープニングなのに全体として一生懸命さが足りない舞台は見たくないものです。
     また、ふなっしーが一度も声を発せず、くまモンは出てこず、ねばーる君だけ目立たしたことについて意味を解することはできません。「あさが来た」のあさの子役が藤あや子の横で踊っていたのに、その説明もないまま進行したのも解せません。
     さらに、これはいつもそう思うのですが、ディズニーオンパレードがあるのに、UFJのページェントがないという偏りは国民的放送としては抜かっていると思うのです。
     最大のミスは、トリをマッチと聖子に起用したことです。森進一氏を最後にした方が盛り上がったでしょう。最後に「おかあさーん」と叫んだのはもしかしてサプライズがもしれませんが、高齢社会になった日本において平均的な「叫び」になりつつあるからでした。
     司会は安定した井ノ原さんが黒子ならぬ白子を演じ余裕をもって綾瀬はるかを支える構図になり、黒柳徹子さんの歩き方が気になったことは別として、有働由美子さんの滑らかな進行に関心しながら、とくにぴっくりぽんなこともない年末を過ごせたことに感謝します。
    音楽は楽しい|-|-|-|-|by ネコスキイ

    シベリウス生誕150年に

    2015.12.09 Wednesday
    0
      評価:
      ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団,サー・サイモン・ラトル,シベリウス
      Berliner Philharmoniker Recordings
      ¥ 14,040
      (2015-11-21)

        NHK-FMでは、ベストオブクラッシックという番組で、シベリウス特集を組んでいます。

       今回は、全部き聞けなかったけれども「交響曲 第6番 ニ短調 作品104」 シベリウス作曲(管弦楽:ラハティ交響楽団  指揮:オッコ・カム)を、人生ではじめて聞きました。
       
       雪の降る冷たい森林を思い出してしまうような内容になっています。
       が、第一楽章は、フィンランドの印象「日の出」に聞こえます。
       第二楽章にはいると、これは風のようです。
       第三楽章では、ワーグナーを想起させる旋律や惹起が見られ、ドラマチックな奔流と滝を感じるのです。
       第四楽章は、ブラームスの弦楽六重奏曲の雰囲気から一転、シベリウスの代表曲「フィンランディア」への道を思い起こす曲調が存在します。ちょっと、ティムバニーが間が抜けた拍子を刻んでいますが、演奏の失敗じゃないかな、と思います。
       最後は、小川が流れ春へと向かう希望と確信に満ちて、フィンランドの誇りを表現しているのでしょうか。クライマックスはデクレッシェンドでした。
       
       ところで、フィンランドといえば映画「かもめ食堂」や極光を思い出します。ロシアの圧政から抜け出す前の暗黒の時期に、こんな雪解けのような曲を書いたとは、シベリウスはやはり偉大な作曲家なんだと、思いを新たにしました。

      音楽は楽しい|-|-|-|-|by ネコスキイ

      「僕たちは戦わない」とは?

      2015.05.24 Sunday
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         AKB48の最新曲は「僕たちは戦わない」です。
         これがこの時期に発売されるのは、安保法制を議論しようとしいてる今、大きな意味を持ちます。
         先日の安倍総理の会見が事実上の「戦争状態に入れり」という宣言だったのかもしれません。
         
         憎しみを断ち切れ!
          振り上げたコブシを振り下ろす日が来る

         などと、直接的な反戦運動のスローガンとは違う雰囲気があります。
         また、坂本龍一氏らの「非戦」とも違う歴史的哲学があります。
         
         故井上ひさし氏の戯曲「ムサシ」にも、憎しみを断ち切るという「戦い」がありますが、この内容と酷似しているのは、この詩の作詞家が井上氏の影響下にあるということかもしれません。
         あるいは、遠くの別々の国が独自に発展するある種の歴史法則として、歌詞に反映されたものかもしれません。
          内的闘いが外的闘いの力であると同時に、内的抑圧が外的侵略の要因であるように、ある種の経済的バックグラウンドが人間生活と精神を規定しているような歴史法則の表れとして、「僕たちは戦わない」のかもしれません。
         
         理性を持つ国と持たざる国
         アメリカとその同盟者。北朝鮮と独裁者の国。大規模テロ組織、自発的テロリズム。
         このように分類するとしても、各国の人々の動きは政府の意思とはかい離する場合があります。
         この歌詞の中では、人を信じようというフレーズもあり、政府という総体ではなく、プープルを信じるという立場を明確にしています。
         だから、この歌は、革命権と結びつけば大きな力を発揮する歌詞だと思うのです。|が、△匹Δ笋辰董↓なぜ、戦わないのかを皆と考える縁(よすが)になる歌詞に仕上がりました。ここまでが日本の、日本人の最大公約数的な(いや、でも、これを発見すること自体、また発表すること自体、芸能界では革命的だと思う)範疇であるとも申し上げたいのです。
         
         プロモーションの方法や人気という原因もあるとして、すでに300万を超えるオリコン史上初の出荷数となっていることもニュースになっています。塩対応のぱるるの困り顔もその効果を上げています。
         「世界で一つだけの花」が“反戦の歌”?とされ長く歌い継がれているように、「僕たちは戦わない」も爆発的ヒットはもちろん、ロングタームで歌い継がれる可能性があります。
         
         NTP再検討会議の結論が出なくて、世界中の人々が悲しんだ朝、AKB48の歌の中にポテンシャルある一輪の花を見るようで、爽快でした。
          AKBリーダーの高橋みなみさんは自民党幹事長と対談していますし、また、あとで、聞いた話ですが、AKBのメンバーで憲法を暗記している慶大生を参考人として国会に呼ぶことを一時は自民党が考えていたようですから、この歌はかなりカウンターパンチであることも間違いありません。

         
         政治家の方々、政治屋の方々、そしてみんな
         AKB48を応援しよう。馬鹿にしないで、みんなで歌おうAKB。ショートムービーは以下。
           http://video.search.yahoo.co.jp/search?p=%E5%83%95%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AF%E6%88%A6%E3%82%8F%E3%81%AA%E3%81%84&tid=b7c89da95ca2d8bbce0c8687aa0a8d62&ei=UTF-8&rkf=2

        p.s.
         その後、AKB総選挙が行われ、指原さんが1位、柏木さんが2位、渡辺さんが3位・・・という順で、ぱるるは6位かな?支持者である中国勢の勢い止まらないようです。
         金を持っている人がその分選挙権を獲得するという偽の総選挙ではありますが、女の子の発言が面白いので見てしまいますね。


         

         

        音楽は楽しい|-|-|-|-|by ネコスキイ

        「ピースとハイライト」スタイルの平和主張  by サザン

        2015.01.01 Thursday
        0
          JUGEMテーマ:ニュース

           NHK「紅白」の見所は色々ありましたね。
           企画モノも面白かったけれども、松田聖子が緊張して音程外しっぱなしというハプニングがありました。吉高百合子も「聖子さんでも緊張する」と紅白トリのプレッシャーを表現していました。妖怪企画も、妖怪としての共産党(『共産党宣言』参照)の躍進を暗示しているようにも見えましたが、勘ぐりすぎでしょうか。
           
           

           しかし、しかし。
           やはり、最大に注目すべきは、サザンが突如出場したことと、「ピースとハイライト」という政治色の濃い歌を熱唱したということです。ヒトラーばりのちょび髭つけて、ちゃかしたのも爆発的安倍政権批判の表れです。
           独立したシンガー・ソング・ライターとしての表現者の真価が表れたと言ってもいいのです。
           
           この歌詞の内容について、ネットでは右左からの攻撃と賞賛の嵐が吹いています。
           いずれにせよ、NHKは表現の自由を守る必要があります。
           
           そもそも歌詞は特定の国やリーダーを具体的にしていないので、自由に解釈してもいいのです。
           問題は、もし具体的に言うなら日本の総理大臣を指しているのか、「北」を指しているのか、中国、韓国を指しているのか。どれかをあてはめた場合でも、平和を求める態度が重要だということです。

           ちよっと、桑田氏の歌詞は、ジョン・レノンの「イマジン」を彷彿させるところがありますが、ガン闘病から再起した第一作目としてのナンバーが、これだったというのが、注目すべき点です。
           
           
           『歴史を照らし合わせて、助け合えたらいいじゃない』 
           『都合のいい大義名分で 争いを仕掛けて 裸の王様が牛耳る世は、、、狂気(insane)』
            『硬い拳を振り上げても 心開かない』

            (参照: http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=k-130807-068


            フォルクスワーゲンCMのイメージソングで曲調を知っている人は多いと思いますが、歌詞に貫かれたこのような平和思想が素敵です。

           昨年の斉藤和義氏のストラップ事件はまだ、恥ずかしがり屋の平和行動に見えました。
           しかし、今回議論沸騰の「紅白」に拍手を送りましょう。
           とくに、爐△蠅里泙泙劉瓮汽競鵑法

          音楽は楽しい|-|-|-|-|by ネコスキイ

          プロコフィエフのカンタータ

          2013.07.27 Saturday
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            JUGEMテーマ:音楽

             これはあまり聞かない曲です。
             プロコフィエフと言えば、バレー組曲「ロメオとジュリエット」や「ピーターと狼」なんかが一般的に聞かれるのですが、今回はエイゼンシュタイン映画のために書きあげられたカンカータをNHK-FMで聞いてみました。
             
             聞いたのはカンタータ「アレキサンドル・ネフスキー」。
             ロシアで13世紀の英雄的国王(ノヴゴロド公国の公を経てウラジーミル大公国の大公)。ドイツからの侵略を「チュド湖上の戦い」で勝利しました。それをエイゼンシュタインが映画化、曲はプロコフィエフが書いたのです。
             ただ、映画公開当時、独ソ不可侵条約に影響を与えるとして、小規模な公開にとどまったと言われています。芸術の自由がなかったソ連時代の悲劇でした(ついでに思いだしたので書いておくと、「芸術の自由」を明記しているのは韓国憲法です)。

             
             さて本題は、曲の内容です。
             主に前半は交響曲、後半は合唱とメゾ・ソプラノという感じです。
             FMでは小さい音が聞きにくく、大きい音はこもってしまう嫌いがありますが、映画音楽なので情景が浮かぶ曲調です。
             交響曲の部分ではコサック風のリズムもとりいれられてロシア音楽をたっぷり味わえ、ロシアが徹底抗戦し国を守った戦いの歴史を感じます。
             
             以前、交響組曲「3つのオレンジへの恋」行進曲をはじめてNHKで聞いた時(といっても、もう20年も前になる)、不協和音が変だなあと思いましたが、聞きなれるとそうでもなく、むしろそちらの方が現実的な曲調なのかもしれないと思いなおした記憶がありました。
             そういう雰囲気を今回も感じながら40分間を過ごしました。

             その後、ローラン・プティ振付のバレーを見た際、「ロミオとジュリエット」の曲はプロコフィエフでしたが、あのなんとも言えない不協和音とその連続が物語の深さを醸し出す役割を果たしていました。
             「3つ」も「ロミオ」についても、そういう不協和音を効果的に使用する巧さにかけて20世紀の第一人者であるプロコフィエフですが、今回聞いた「アレキサンドル・ネフスキー」には、使われていませんでした。
             モーツァルトの弦楽四重奏曲第19番に「不協和」というのがあり、古典派作曲では珍しいのですが、その部分を大きく拡大解釈し、プロコフィエフはちょうどユークリッド空間に写るリーマン球面のような「不協和」を生み出したように思えます。
             
             なので、お得意の不協和を盛り込めず、このカンタータは、歴史物として当時のソ連共産党を気遣いながら古典的に国家高揚したかった、そんな曲になっています。それもドイツの侵略から徹底抗戦するスターリングラード攻防戦の前のソ連共産党の悪い仕業でした。
             そんなソ連のスターリンをはじめとした首脳部が、実現しなかったとは言え、世界分割のため日独伊ソ4国同盟を構想していたとは驚きであり、プロコフィエフはそんなことは当然知らされない状況だったのです。
             つまり、ソ連よ奮起せよ!!という映画音楽を作らされて、各国幹部だけ仲良くして美味しい汁をすする計画だったのですよ。
             今、プロコフィエフのカンタータを聞く意義はそういう新しく発掘された歴史事実に基づいて、どういう時代思潮で作曲されたか、という歴史悲劇を聞くことにあるのです。

            音楽は楽しい|-|-|-|-|by ネコスキイ

            ヤン・リシエツキのショパン

            2013.07.20 Saturday
            0
              評価:
              リシエツキ(ヤン),ショパン
              ユニバーサル ミュージック クラシック
              ¥ 2,600
              (2013-05-29)

              JUGEMテーマ:音楽

               7月20日(土)PM9.00からNHKネットラジオ「らじる★らじる」で、ヤン・リシエツキ演奏のショパンを聞きました(番組名「クラッシックの迷宮」)。
               最近はラジオもインターネットで聞く時代です。またそれにつれて、パソコン専用のステレオ・サラウンド・スピーカーもは発達し、BOSEもそういう市場を開拓しています。なので、かなり、高級ステレオに近い状態できけます。
               これだけは、手塚治虫もサンダーバードの作者も予想しにくかった未来技術でした。
               
               ヤン・リシエツキはまだ18歳の少年ですが、NHK解説者の評では、若者らしいての柔らかさがわかるそうです。
               私のような素人がハッキリとそれを認識できたのは、
              「エチュード 作品25 第6番 嬰ト短調」
               モーリツ・ローゼンタール(リストの弟子)のコンピュータ演奏とヤン・リシエツキ演奏の比較でした。
               人気番組の「鉾×盾」で、自動演奏と生演奏を聴き分ける闘いを放送をしていましたが、まだ分かりますね。

               リシエツキが座右の銘としている「よく歌え、されどそぎ落とせ」というショパンの名言どおり、楽譜を無駄なく抑揚をもって牴里辰討い覘瓩里確かに聞き取れました。これも、インターネットとBOSEのおかげかな、と感じいりました。
               
               今日聞きました作品は、
               「エチュード 作品10 第1番 ハ長調」 ショパン作曲(2分05秒)(ピアノ)ヤン・リシエツキ<ドイツ・グラモフォン UCCG-1626>
               「エチュード 作品10 第2番 イ短調」 ショパン作曲(1分30秒)(ピアノ)ヤン・リシエツキ<ドイツ・グラモフォン UCCG-1626>
               「エチュード 作品10 第3番 ホ長調“別れの曲”」ショパン作曲(3分55秒)(ピアノ)ヤン・リシエツキ<ドイツ・グラモフォン UCCG-1626>
               「エチュード 作品10 第4番 嬰ハ短調」 ショパン作曲(2分11秒)(ピアノ)ヤン・リシエツキ<ドイツ・グラモフォン UCCG-1626>
               「エチュード 作品10 第5番 変ト長調“黒鍵”」ショパン作曲(1分41秒)(ピアノ)ヤン・リシエツキ<ドイツ・グラモフォン UCCG-1626>
               「エチュード 作品10 第6番 変ホ短調」 ショパン作曲(3分17秒)(ピアノ)ヤン・リシエツキ<ドイツ・グラモフォン UCCG-1626>
               「エチュード 作品25 第6番 嬰ト短調」 ショパン作曲(1分44秒)(自動ピアノ)モーリツ・ローゼンタール<MDG 645 1402-2>
               「エチュード 作品25 第6番 嬰ト短調」 ショパン作曲(2分07秒)(ピアノ)ヤン・リシエツキ<ドイツ・グラモフォン UCCG-1626>
               「エチュード 作品25 第3番 ヘ長調」 ショパン作曲(1分39秒)(ピアノ)ウラジーミル・ソフロニツキー<DENON COCO-80150>
               「エチュード 作品25 第3番 ヘ長調」 ショパン作曲(1分59秒)(ピアノ)ヤン・リシエツキ<ドイツ・グラモフォン UCCG-1626>
               「ノクターン 第1番 変ロ短調 作品9-1」 ショパン作曲(5分54秒)(ピアノ)ブルーノ・リグット<DENON COCO-9556>
               「ノクターン 第1番 変ロ短調 作品9-1」 ショパン作曲(5分05秒)(ピアノ)ヤン・リシエツキ<ドイツ・グラモフォン UCCG-1626>
               「エチュード 作品10 第7番 ハ長調」 ショパン作曲(1分38秒)(ピアノ)ヤン・リシエツキ<ドイツ・グラモフォン UCCG-1626>
               「エチュード 作品10 第8番 ヘ長調」 ショパン作曲(2分33秒)(ピアノ)ヤン・リシエツキ<ドイツ・グラモフォン UCCG-1626>
               「エチュード 作品10 第9番 ヘ短調」 ショパン作曲(2分05秒)(ピアノ)ヤン・リシエツキ<ドイツ・グラモフォン UCCG-1626>
               「エチュード 作品10 第10番 変イ長調」 ショパン作曲(2分18秒)(ピアノ)ヤン・リシエツキ<ドイツ・グラモフォン UCCG-1626>
               「エチュード 作品10 第11番 変ホ長調」 ショパン作曲(2分38秒)(ピアノ)ヤン・リシエツキ<ドイツ・グラモフォン UCCG-1626>
               「エチュード 作品10 第12番 ハ短調“革命”」ショパン作曲(2分46秒)(ピアノ)ヤン・リシエツキ<ドイツ・グラモフォン UCCG-1626>
               「エチュード 作品25 第12番 ハ短調」 ショパン作曲(2分52秒)(ピアノ)ヤン・リシエツキ<ドイツ・グラモフォン UCCG-1626>

               


               「ノクターン 第1番 変ロ短調 作品9-1」では、ブルーノ・リグットとヤン・リシエツキの比較をしていました。私的には、リグットの方がなまめかしさを感じるのですがいかがでしょう。演奏時間もリグットと1割程度長いところから来るものでしょう。解説者はリシエツキの方が「よく歌え・・・」の銘に従っていると評しています。
               小林秀雄氏はこう言う感受性についてはいつも練習しないと衰えて行くと言ったように記憶します。週一程度の感受性磨きは一般芸術家には欠かせないのです。
               その不足する感受性のなかであっても、「エチュード 作品10 第12番 ハ短調“革命”」の完成度の高さとサドンデスには驚愕します。そして、「エチュード 作品25 第12番 ハ短調」は大海のうねりを感じるところから「大洋練習曲」とも呼ばれていますが、これも世界の広大さを感じさせます。
               
               ショパンの墓は、パリの北にあるペール・ラシェーズ墓地にあり、そこにいくと有名人とお金持ちの墓がずらっとならんでいます。大きな墓苑なのでパリ・コンミューン戦士の最終決戦地にもなりました。
               ショパンの墓は、彫像が施してあり「いまもなお香華が絶えず、紅涙をしぼる美しい姿がにぎわって」(『クラッシック音楽鑑賞事典』神保屋賚此講談社学術文庫)います。

               最近のポーランドはどうなっているのだろうか、心配になりました。

              音楽は楽しい|-|-|-|-|by ネコスキイ

              NUKE IS OVER by 斉藤和義

              2013.01.01 Tuesday
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                いいのかなぁ、NHKの「紅白」で、そんなストラップで歌うのなんか。
                 オリンピックで竹島領有権を主張するのと同じ感じようにも思いますが。
                 
                 とにかく、人の根幹的要求を掲げるのは悪いことではありません。
                 イラク戦争に反対したさだまさしは最近、NHKに出ていないような気がします。干されているのかな。
                 
                 また、あっちゃん(安倍首相)が再登板しているので政治的圧力をかけて来る予感がします。
                 韓流を避けたNHKとしては、少し抜かった点でした。
                 ギターのストラップに政治的主張があるとはね。

                 でも、特別にディズニーキャラが出て来るのもイデオロギッシュであるということに気付いている人はいるでしょうか。
                 「世界は一つ」と歌った場合、アメリカンスタンダードとワシントンコンセンサスを感じます。
                 
                 NHKをもっと盛り上げるには政治的主張のある歌手は、そのままにしておく必要があります。
                 半分はそういうものを知らないまま成長した歌手なのです。
                 
                 それでも、美輪明宏さんの「ヨイトマケの歌」は、土方にたいする差別と偏見というテーマを歌い演じているので、扱いは微妙だったと思います。でも、そのままにしておくことが感動を呼びますし、視聴率も上がると思います。
                 
                 NHK予算を国会が承認しているとはいえ、その放送内容にまで承認権はないはずです。
                 よって、政府や議員は干渉すべきではありません。
                 悪い番組に対しては言論で勝負しましょう。

                 イラク戦争に対する大本営的な解説が猯匹瓩董◆NUKE IS OVER」が牋い瓩呂困ありません。
                 よって、個人の尊厳を基調にする日本国憲法から言うならば、斉藤和義さんを守ることが、NHK組織としての役割になるはずです。
                 その反対ならば、「大本営」と悪態を突かれても文句は言えないです。

                音楽は楽しい|-|-|-|-|by ネコスキイ

                世界爆発人気・江南スタイル

                2012.09.21 Friday
                0
                  JUGEMテーマ:音楽
                   
                     韓国語では、「ガンナム・スタイル」と聞こえます。
                   PV(プロモーションビデオ)のyoutubeでの再生回数が4億回を超えています。
                   速度でいうなら、レディー・ガガのPVよりはやい速度だそうです。
                   
                   韓国歌手のPSY氏が歌う「ガンナム・スタイル」は単調で無機質なダンス曲です。
                   単純なダンスもおじさん風でコミカルです。
                   
                   何がこんなに受けるのでしょうか。
                   イエロー・ハットのCMに似ているとの噂がありますが、AKB48の歌が皆おんなじに聞こえるのと同じ理由からです。
                   韓国語がわからないですが、成金とその追随者を批判した内容だという批評があります。
                   そういえば、高級車に厩舎、美女に囲まれる点は、成金ですね。
                   それにしても、ニューヨークでのライブや各国のコピーバージョンも面白いのです。
                   オレゴン州立大学のマーチングバンドやオーストラリア、中国のも面白いです。
                   私はロンドンスタイルの「ガンナム・スタイル」がいいと思います。街の中で突然踊りだすというのが、刺激的です。
                   日本は竹島問題もあってか、メディアは自粛しているのでしょうか。
                   さっぱり、この大流行に触れません。できたら、韓流枠で「紅白」に出てほしいくらいのインパクトですね。

                   PVの最初の方に出て来る子どものダンスがかわいいです。
                   PSY本人は、声もメガネもタモリに似ています。女性のお尻を追いかける姿は、まさにちよっと太ったタモリですね。
                   
                   何回も見ていると「オッ、オッ、オッ、オ」「オーパン、ガンナム・スタイル」「オー、セクスィレイディ」というコールが頭にこびりつきますよ。「兄ちゃん、ガンナムスタイルだね」とか言っているのでしょう。
                   日本なら、さしづめ「兄ちゃん、六本木スタイルだね」とかいうようなものでしょう。
                   途中に聞こえる「クロサワ、え」(黒沢、え)と聞こえる部分は何なんでしょうか。
                   イエローハットのぱくり疑惑よりも、その内容に注目したいものです。


                   
                  翻訳がありました!!!なんと
                  http://main.k-pops.jp/bbs/board.php?bo_table=kpop_lyrics&item_id=&wr_id=597&sca=%3Cbr%20/%3E


                  韓国ポップス(K-POP)が、元気な理由----目からうろこのブログ
                  http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK0101G_R00C11A8000000/?df=2


                   
                  音楽は楽しい|-|-|-|-|by ネコスキイ

                  Korea's Got Talent

                  2012.06.10 Sunday
                  0
                    JUGEMテーマ:音楽

                     「America's Got Talent」というアメリカの人気オーディション番組が、ほとんど同じ形で世界に広がっています。
                     ちょっと、ウィキで調べると、イギリス、オーストラリア、韓国、中国、ドイツ、スウェーデン、デンマーク、ノルウェイ、フィンランド、オランダ、ポーランド、ロシア、クロアチアです。
                     さらに、YOU TUBE を手繰っていくと、ウクライナ、フィリピン、インド、アラブ(首長国連邦?)などでも同じ形の番組がありますね。
                     それぞれのお国柄や音楽がよくわかって面白いので、深夜まで見てしまいました。
                     イギリスでは、あのスーザン・ボイルが脚光を浴び、一気にスターダムにのしあがった番組です。
                     確かに、スーザン・ボイルは恐ろしいほどのアクセス数を誇ります。ミュージカル「レ・ミゼラブル」の劇中歌をキレイに歌い上げたギャプに驚嘆します。
                     すべてが見られないので即断はできないとしても、歌に込められた苦痛の人生を評価している点が、単なるオーディション番組とは違います。
                     
                     アメリカでは、黒人の子どもを引き取り育てた祖父母を想い感謝をこめて、その黒人が歌い優勝します。その賞金をハリケーン・カトリーナで失った祖父母の家を建てるために使うと言います。その時、準優勝だった少女ジャッキー・エヴァンコは華やかにデビューしています。
                     
                     最近、5千万近いアクセスを誇るのが、表題の韓国版番組です。
                     オーディション番組に出演した「チョイ」氏は見るところ20代ですが、審査員に履歴書の家族欄が白紙になっている理由を聞かれて、孤児だったことを告白します。
                     孤児院から逃げだし職業を転々し、銃や麻薬を売る仕事なども経験、夜のバーで働いていた時見た歌手が素晴らしかったので、一人で歌を練習したといいます。
                     審査員は訝しげに彼を見つめながらも、彼に歌を要求します。
                     そして、歌が始まると・・・・
                     あまりにも芸術的な彼の歌声に審査員はもちろん、オーディション会場は感激の渦に巻き込まれます。
                     審査員は涙を隠せません。
                     韓国はなぜこんな才能を今まで放置していたのか、そして、清廉な若者にむごたらしい仕打ちをしていたのか、そんな呵責の涙声に聞こえるのです。
                     今、「チョイ」氏はヴォイストレーニングを受けて本格派歌手へ歩んでいます。

                     こんな、番組が世界中に広がっているにもかかわらず、アメリカ追随の日本はこの分野では追随しないのが不思議な現象です。
                     AKB48の番組がつづき、生活上の苦痛とは切り離された「頑張り」を見せつけられて、ある種の「共感」を得るのは悪いとはいいません。
                     が、ツィッターでは「現実の「総選挙」の結果を自分達が左右できず、「総選挙」の結果が日本の将来を左右しない国では、国民は虚構の「総選挙」に熱狂することになる」などと、言われています。
                     これは民主主義が機能していない証拠なのです。
                     ギリシャでは二大政党に期待が無くなっていると同様、アメリカでも同様で、実はニセの民主主義の危機だというのが、現今の世界情勢の根本でしょう。
                     その原因は、実は経済民主主義の欠如と実体経済からかけ離れたマネーゲームにあると私は、見ています。
                     
                     現実は「チョイ」氏のような若者が多くいて社会から切り離され基本的人権などままならない事態に陥っている。また、AKB48軍団のようにマネーゲームの駒として使われる民主主義的「喜び組」もいる。スーザン・ボイルやジャッキー・エヴァンコのように、アスファルトの割れ目から出てきたタンポポもいます。
                     それは、人間の中心から噴き出したマグマであり、現実なのです。
                     アスファルトのように固めたニセの民主主義とその本質を隠すための「喜び組」。
                     「Korea's Got Talent」は、韓国と世界のマグマの噴出とアスファルトの脆弱さを露呈したのです

                    音楽は楽しい|-|-|-|-|by ネコスキイ

                    吉田秀和--一週間後の訃報

                    2012.05.27 Sunday
                    0
                      評価:
                      塩川 伸明
                      勁草書房
                      ¥ 2,625
                      (1994-09)

                      JUGEMテーマ:音楽

                       音楽評論家の吉田秀和氏が亡くなったとういうことです。
                       一週間後に新聞に訃報が出ています。
                       享年98歳。

                       父親が開業医で小樽にいたとき、彼の母親が当時ヴィオラを引く小林多喜二(後に日本共産党員)と演奏していた、と回想録に書いているようです。
                       ウラジミル・ホロビッツの演奏を聴いてひびが入っていると批評して話題になったことも、昔のかすかな記憶にあります。
                       
                       ある程度、日本共産党に対して期待を寄せていた氏は、宮本顕治委員長(当時)が、「正しい国民道徳、市民道徳の確立をめざす」と提唱したところから、ある種の不信感をもったことが、朝日新聞のコラム(1975年9月23日)に書かれています(『音楽ー展望と批評』朝日文庫、昭和61年、p142)。
                        今から思えば、それは当時の社会主義国の芸術政策に対する批判から端を発したものであると解することができます。
                       「党のきめる健全な芸術の規定からはずれた音楽は退廃芸術とされる」という認識は、ほんとうの社会主義国ではなかったソ連や東欧諸国のやらかした罪であり、間違った認識に他なりません。
                       また、吉田氏は宮本委員長のテレビ番組の規制などに関連して、ポルノの限界について批判しているのに、いきなり飛躍して、当時の「社会主義国」(ほんとうはそうではない)の経験を持ちだして、共産党はどこでも同じだという平板な道徳論を持ち出していました。
                       
                       ,海痢崋匆饉腟噌顱從世慮蹐蠅函↓道徳論とポルノの混同、が吉田氏にはありました。
                       
                       これは、しかし、当時、一般の人々が見誤った誤りの典型であり、さらに当時の日本共産党もまだソ連について、その行動について厳しく批判しつつ、それでも未熟な社会主義だという認識をもっていたのです。
                       吉田氏の古い批評を読む場合は、そのへんの誤謬をかなり排除して読まないと、偏見に満ち満ちた論文にしかみえないのです。
                       
                       やはり、どんな問題でも、とくに芸術を志す人たちは、
                       .熟△麓匆饉腟噌颪任呂覆った!
                        日本共産党のその認識が最先端であるということ
                        (他党はいつまでもソ連=社会主義という規定をしている驚くべき現実がある)、
                       F仔舛六毀韻作り上げ、党が決めないということ(これはあたりまえ)、
                       以上の基本点は押さえるべきでしょう。

                       
                       その社会主義に関連して、今年(2012年)、1月に出された不破氏の『資本論』はどのようにして形成されたか』という本を読むと、これは『資本論』批判序説です。
                       つまり、これ以上のレベルがない最高峰とされてきたマルクスの著作を批判的に吸収しようとしているのです。
                       ニュートンの法則のような『資本論』でさえ、日本共産党は聖域にメスを入れ始めています。それは積年の研究とソ連崩壊という現実に基づいて、事実から積み上げようという努力なのです。やがては、ニュートンを包含したアインシュタインや、質的転換を果たすハイゼンベルクのような理論にまで行き着くことでしょう。

                       そのような前進を惜しまない認識発展に敬服するばかりですが、多くの人たちがそのレベルについて行けるかどうかが、問題であり、課題となるでしょう。
                       剰余価値論、恐慌の運動論など、これらが現実の経済学と経済政策に取り入れられることを期待したいものです。
                       また、いつか、現実につかわれている産業経済表に金融資本の時間軸が結びつくことを期待しています。
                       
                       いずれにせよ、吉田秀和氏の訃報に寄せて、党派を乗り越えて、今まで色々な音楽情報や蓄積を与えてくださり、鑑賞にさいしては自分とどう違うかの北斗七星になってくださったことを感謝して、遠くからご冥福をお祈りするものです。

                      音楽は楽しい|-|-|-|-|by ネコスキイ
                       
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