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スコットランド考

2014.09.15 Monday
0
    評価:
    佐藤 猛郎,岩田 託子,富田 理恵
    河出書房新社
    ---
    (2005-12-16)

    JUGEMテーマ:学問・学校
      スコットランドで思い出すのはアン=ブーリンですが、その土地の中でもハイランド地方を描いた映画「ブレイブ・ハート」です。
     ショーン・コネリーやJ.K.ローリング(「ハリー・ポッター」の作者)を輩出し、なかでも『諸国民の富』を書いたアダム・スミスは現在の経済学の古典中の古典になっています。
     スコットランドが、昔はイングランド王国に支配された地域であったことは、高校世界史でも習います。
     しかし、アダム・スミスの出身地だということとは結びつけない不十分さがあります。
     その土地で育った精神的背景やなにかが、『諸国民の富』に反映されていないか、犢佑┐覘瓩海箸癲∈2鵑瞭販についての世論調査に触れて、必要かと思います。
     この間、折々触れてきましたが、アダム・スミスは、この著書をアメリカ独立の1776年に上梓し、米(コメ)の高生産性についても強調しています。
     つまり、沼地という最も生産性が低そうな土地から、1エーカーあたりにして他の穀物よりはるかに多い収穫を得る、という意味のことを述べています(『諸国民の富 』(二)、岩波文庫、p38〜39)。
     地代という観点から考えると「濡れ手で粟」どころか、「濡れ手でコメ」と言うべき一粒万倍の富を手にすることができる植物なのです。
     このような考えも、スコットランドで乾燥地の穀物や牧草を目にしてきた、アダム・スミスならではの観点なのかもしれません。
     
     独立については、どうなるか予断はゆるされません。が、他国の干渉も当然許されません。
     このムーブメントが他国に影響して、カタルーニャやケベックといった地域、また、台湾、チベット、ウイグルという地域の民主化・独立に火を付けるというドミノも見てみたいと思います。
     
     これまで、「独立」というのはアフリカの南スーダンやザイール、ナミビアなど発展途上国を想定していたところ、成長をとげたUKでの独立運動がどういう意味をもたげるのか、楽しみではあります。

     P.S.
       その後、イギリスで総選挙があり、スコットランド独立党が大躍進しました。これは、イギリスの二大政党制を崩す大きなうねりとして、ヨーロッパに多大な影響を与えつつあります。
     日本は自民・民主という偽の対立をあおって「二大政党制」という幻想をマスコミが作り上げていますが、本当の二大政党は自民党と日本共産党だと古い自民幹部が主張しています。
     アメリカでは、たまに二大政党を破る動きがありますが、それも澱みに浮かぶうたかたのように見えます。
     かつ消え、かつ結びてとどまりたるところを知らず、ですね。






     
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