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サムの息子法論議

2015.06.19 Friday
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    神戸サカキバラ事件の犯人が自らの手記を出版して話題になっています。
     95年の阪神・淡路大震災、オウムの地下鉄サリン事件等で「世も末」感がただよっているときに、この卑劣極まりない事件が中学生によっておこされたという不安感がいまでも襲ってきます。反動政治維持のためにつくられた世紀末の不安感でした。
     それまでの教育や政治のどこかが間違っていたのではないかという世論一般の反省が巻き上がりました。
     
     そのなんともいえない不安がまたも、この「絶歌」出版でよみがえりました。
     おどろおどろしい出版事情を感じざるをえません。

     数千万円の印税が、元少年Aに入るようですが、ここでは2つの問題があります。

     ひとつは、更生したとしても社会に認められないという疎外感が元犯人には考えられないほどあるのでしょう。
     もうひとつは、就職しても安定生活を送れないという経済事情があるのです。
     
     みずからの気持ちに引き寄せて考えると、どうしてもゆるせない人も多いと思います。

     尾木直樹氏は、教育評論家にもかかわらず読みたくないといっています。ムベなるかな、私も読む気がおこりません。賛否両論巻き起こっていて、今後の様々な角度からの議論が展開していくでしょう。


     そういうときに、ヤフーのアンケートに「サムの息子法」についての賛否を問うものが掲載されました。「サムの息子法」とは、事件を起こした犯人がその事件を告白などした出版で儲けた収入は没収するという法律だそうです。
     
     回答で90%が、サムの息子法は日本にも必要としています。
     私も、当然だとおもうのですが、ふと、元犯人の経済事情について考えると、どうなのかなとも思うようになりました。
     
     そこで、印税収入は没収するとしても、生活費について保障するなどの支えもあっていいのかもしれません。
     殺された本人と家族は許せないとしても、当時の少年としては償ったのではないかとも思うのです。
     少年犯罪の責任は少年一人に帰するのは社会の暴力でしかありません。
     そういう社会環境をつくりだした全体なのです。
     これは真理だとおもいます。ところが、その全体に責任を負わせる法がありません。

     社会犯罪学に解決の方途をゆだねたいと思います。

     原罪的性的衝動が殺人の遠因になっていると短絡していいのかどうか。腐敗的マスコミの影響や資本主義の糜爛の影響が、それを刺激したとするトリガー説がいいのか。神戸の通称「東大通り」に集約される偏差値教育のストレスから生まれた妖怪のせいなのか。教育長が大企業出身で企業精神を子どもたちに押し付けたことが激しい心の闇を作ってしまったのか。

     しかし、こう考えると被害者家族に申し訳ない思いもあります。当事者になっていないのですから。感情的ではなく、当事者の社会的意見が最大限に反映される方向にまとまることを期待したいものです。

    はい!こちら社会部|-|-|-|-|by ネコスキイ

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