<< 新国立競技場問題への提言 | main | ついに!!学者安保法制反対 >>

「バケモノの子」になるべきか

2015.07.20 Monday
0
    評価:
    細田 守
    KADOKAWA/角川書店
    ¥ 605
    (2015-06-20)

     心に空洞、それを埋める旅路が人生なのか。
     多くは「闇」と表現され、大人になってもブラックホールのように、それに振り回され飲み込まれる。
     
     なぜ、そういう表現になったか。
     心理学者にでも尋ねるがいい。

     渋谷の喧噪から一歩入るとバケモノのパラレルワールドが現れる。
     そこに行けるのは、心に闇を抱えた若者ばかり。

     ヨーダのようなウサギがまとめるワールドは、ネズミの世界とは裏腹の現実。
     その跡目争いが、巨大コロッセオでの決闘なのだ。

     ところが跡目を継ぐためには、子どもがいるのだ。
     その子どもたちは、実際の子どもか人間界からサラってきた子どもかどちらか。

     心に闇を抱えた人間の多くは反発と瞬発力を備えている。
     それを開放したのがこのパラレルワールドなのだ。

     ちょうど、ハリーがロンドンの駅の柱のまん中から出発したように、
     渋谷のビルの谷間から落ち込んだのだ。

     そのゆったり流れる世界で学歴とも貧困とも関係なく生きてきた。
     それが最大の力だったのに、決闘という競争を目の前にして、

     心の闇がまた襲ってきた。
     それが、バケモノの子の正体。

     プレッシャーがかかればかかるほど、心の闇がクジラになるほど、大きくなり、
     他人の領域まで襲い掛かるのだ。

     巨大な心の闇を抑えるのは、ただ一つ。
     心の中での葛藤と闘争。しかも、一人ではない。

     そういうものを発見したとき、心の武器が発生するのだ。
     自分との闘い。これが解答だということさ。

     バケモノの子は正しい?
     社会性の不足を補ってやる風潮が必要なのに。

    映画談義のパラディソ|-|-|-|-|by ネコスキイ

    スポンサーサイト

    2019.11.14 Thursday
    0
      |-|-|-|-|-|by スポンサードリンク
       
      Others
      プロフィール サイト内検索
           12
      3456789
      10111213141516
      17181920212223
      24252627282930
      << November 2019 >>
      新しい記事 アーカイブ
      カテゴリ
      リンク モバイル
      qrcode
      オススメ
      人権宣言集 (岩波文庫 白 1-1)
      人権宣言集 (岩波文庫 白 1-1) (JUGEMレビュー »)

      何事も原典にあたること。マグナ・カルタから始まります。ヴァージニア憲法には、常備軍の危険性を主張しています!!
      オススメ
      ジュエルズ(スペシャル・エディション)
      ジュエルズ(スペシャル・エディション) (JUGEMレビュー »)
      クイーン
      宇宙戦艦ヤマトを描いた松本零士氏絶賛の「ボヘミアン・ラプソディ」は、今も力をもつ。
      オススメ Others ムームードメイン
          

      ページの先頭へ