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耕作放棄地の太陽光発電と河川決壊

2015.09.13 Sunday
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     耕作放棄地が日本中に多く広がるのは農家の後継者欠如と労働力に見合った対価が得られないせいだと考えます(「労働力」とした点に注意)。
     1単位面積あたりの労働力対価は、稲作より太陽光発電の方が圧倒的に大きいのです。これでは、農家は太陽光発電にシフトしていくのが自然の流れです。
     農家の1軒あたりの農業収入の「時間給」は、マイナスから250円ぐらいだという計算があるくらい、非人間的労働を社会的・歴史的に強いられています。農業収入では暮らせないし、アルバイト収入にも満たないうえ、季節労働、重労働なのです。
     ちなみに、一般的な労働者の最低賃金と定められているのは、地域によって差はあるけれども800円程度です。アメリカのマクドナルドなど1500円という驚くべき最低賃金になっています。
     ともかく、太陽光発電はそういう現状からの自然の流れで、農家が集団的に耕作放棄地に設置することが多いのです。

     さて、今回の茨城の河川決壊は太陽光発電設備の設置のため、自然堤防を削りとったからだという報道があります。これを早くから心配する声も上がっていたようです。
     この報道が事実だとしたら、全国各地で行われている太陽光発電の設置場所などの点検を早急におこなった方がいいと思います。
     
     さらに、これは太陽光発電だけの問題にとどまらずに、やはり農政の問題だと言わざるをえないのです。河川決壊の堤防のみならず、上流地域でのダムのあり方、そして、ダムの代わりになる水田(むしろ、この方が優先するかもしれない)の役割を考えた方がよいのです。
     
     日本最大の関東平野、そこを流れる日本最大の流量を誇る利根川、その支流となる鬼怒川。地球温暖化による双子の猛烈台風。
     多くのマイナスの要素が重なって命が奪われたのです。へーベルハウスで助かった人は九死に一生を得ましたが、大局を見なくてはなりません。
     自然と自然を相手にした労働を軽視した政治に対して、“鬼が怒”って、警鐘を鳴らしたのです。

    地球環境・農業|-|-|-|-|by ネコスキイ

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