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ヘクター・トルヒーヨ

2017.12.11 Monday
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     ヘクター・トルヒーヨ氏は、沖縄の多重事故で日本人を救出した直後、自らは別の車にはねられて死亡した英雄です。

     アメリカ海兵隊軍曹という肩書で報道されています。

     

     人としての任務を全うしたと思います。その結果が、死という事態で終結したことに痛ましい思いがします。

     当然、日本政府からも「英雄」として扱われることを期待し、深い哀悼の意をささげます。

     

    ・・・・・・・・

     しかし、個人と組織とは違うということをここではっきり認識する必要があると思います。

     「軍隊」として日本に来たからには、人間として日本人を守ってほしいと願うのは当然ですが、最終的に軍隊は国民から乖離して、軍隊や時の政府や要人を守るだけの、反国民的な組織になります。

     沖縄戦で見た旧日本軍の所業は、軍隊が国民を守ると意識がないことを露呈し、それは沖縄の人々は代々伝えられています。

     満州から国民を守らずに早々と引き揚げたのは旧日本軍幹部だったし、中国侵略の皇軍も中国人や日本人を組織として守ったという話は一つもありません。

     

     それは、アメリカ軍とてそうなのです。

     海兵隊がアメリカ内国民を救うことはないし、お笑いでありませんが、経済的に困窮する人を救うことはありえません。

     尖閣諸島や竹島侵入に対して、自衛隊の出動はなく、当然アメリカ軍の出動はありません。

     北朝鮮の弾道ミサイルが日本上空を通っても撃ち落とすことはせず、情報提供のみです。

     日本国憲法に禁止されている「威嚇」という軍事行動に自衛隊を巻き込み、ともに演習しているのは、日本国民を守っているわけではありません。

     北朝鮮からの「漁船」の不法侵入も誰一人防げていません。

     ある人は言うでしょう。北朝鮮を「威嚇」で抑制し、その結果、国民を守っているのではないか、と。

     北朝鮮の目的はアメリカであり、追随するからついでに日本も攻撃するのだ、と言っていますから、結局、アメリカという得体のしれないものを"守っている"としか言いようがありません。

     国連事務次長が訪問してアメリカとの対話の道を切り開こうとしていますが、まだ五里霧中です。

     いずれにせよ、軍隊ではなにも解決できないのが歴史の教訓ですから、日本海のアメリカが軍隊を撤退し、対話の道を選ぶことを期待します。

     

     トルヒーヨ氏の死亡で、様々な議論が巻き起こると思いますが、軍隊賛美につながらないように注意をしないといけません。

     

    P.S.

      2018年1月、どうも、この記事が本当だっかのという議論があります。産経だけ報道したということで、沖縄の新聞は助けたという報道がないのでした。一部の報道を信じたので、「事実」として論じたわけです。軍人として英雄的行動があったことを、少しは信じてあげたい気持ちはありました。

     それが嘘だとしても、以上の軍隊組織一般についての持論は、堅持していくつもりです。

     

    p.s.

     その後、2月8日、産経新聞は「お詫び」を掲載しました。記事を掲載しない他紙まで攻撃するという、そういう軍隊賛美的な風潮が社内にあるのではないかと疑う記事でもありましたね。

     

     

     

    正義・道徳|-|-|-|-|by ネコスキイ

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    2018.12.12 Wednesday
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