<< メイキングとソンタくん | main | 「アンナ・カレーニナ」 2 >>

「アンナ・カレーニナ」 1

2018.06.27 Wednesday
0

    JUGEMテーマ:読書

     

     「アンナ・カレーニナ」は現代小説のお手本とされています。

     それを今読む意義はどこにあるのでしょうか。

     ロシア人と話すと「カラマーゾフ兄弟」が日本でベストセラーになったことが驚嘆すべきできことだ、と語ります。

     そう、本国では、あまり読まれない古典と化した古臭くて難しい本だからです。

     日本でいうと、夏目漱石か森鴎外のようなものなのでしょう。

     イギリス人と話したときも、シェイクスピアはあまり読んでいないのが一般のようでした。それもそのはず、同時代の近松門左衛門を進んで読む若者は研究者ぐらいしかいないので、当然と言えば当然なのです。

     

     「アンナカレーニナ」もあまり最近は読まれないとしても、人生を考える上では不可欠の一冊ともいえます。ロシアの貴族階級の話と片づけてしまえば、日本人とは関係なさそうですが、先進的なロシア貴族が解放された農奴の生き方に共鳴を見出すという点で、社会の発展を学べる内容になっています。

     

     「アンナ」の不倫がテーマと勘違いする人もいますが、当時の貴族階級の腐敗に対置した主人公レービンの精神の発展が最大のテーマなのだと思います。

     ただし、アンナがウロンスキーに恋い焦がれるシーンや、鉄道自殺する前の混乱と孤立が詳しく描かれていて長編なのに目が離せないところは、トルストイの小説手腕です。

     名目的結婚から、このやむを得ない精神発露としての「不倫」が存在した革命前のロシア、女性が不利な時代、対外戦争でセルビアに攻め入ることが当然とされた時代、この時代を把握することなしに「アンナカレーニナ」は読めないので、ある程度説明は必要です。

    トルストイに学ぶ|-|-|-|-|by ネコスキイ

    スポンサーサイト

    2018.08.16 Thursday
    0
      |-|-|-|-|-|by スポンサードリンク
       
      Others
      プロフィール サイト内検索
         1234
      567891011
      12131415161718
      19202122232425
      262728293031 
      << August 2018 >>
      新しい記事 アーカイブ
      カテゴリ
      モバイル
      qrcode
      オススメ
      人権宣言集 (岩波文庫 白 1-1)
      人権宣言集 (岩波文庫 白 1-1) (JUGEMレビュー »)

      何事も原典にあたること。マグナ・カルタから始まります。ヴァージニア憲法には、常備軍の危険性を主張しています!!
      オススメ
      ジュエルズ(スペシャル・エディション)
      ジュエルズ(スペシャル・エディション) (JUGEMレビュー »)
      クイーン
      宇宙戦艦ヤマトを描いた松本零士氏絶賛の「ボヘミアン・ラプソディ」は、今も力をもつ。
      オススメ Others ムームードメイン
          

      ページの先頭へ