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忘れえぬ女

2009.04.05 Sunday
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    刺激的な名称ですが、トレチャコフ美術館展のタイトルは「忘れえぬロシア」なのです。渋谷文化村のミュージアムで開催されてます。
    イワン・クラムスコイの「忘れえぬ女」という作品の高貴で魅惑的な女性が、話題になってます。1883年に公開されたときから、この麗人が誰かが伝説になったそうです。
    1883年と言えばマルクスが死去した年ですが、この女性はトルストイの「アンナ・カレーニナ」か、ドストエフスキー「白痴」のナスターシャを想起させます。解説ではその誘惑の眼差しとポーズは、権威の象徴としてのサンクトペテルブルグへの対決を描いていると推理してます。
    レーニンは「アンナ・カレーニナ」の農業労働風景にロシアの没落を見ています。ヨーロッパの遅れた国の盟主ロシアの支配者ツアーリが強要する封建的な慣習や道徳は、先進的な女性にとっては反発するか、冷笑するか、退廃するかのいずれかの選択を迫ったのでしょう。そういう社会的な潮流が、この絵を描かせたと思います。
    この展覧会の印象は、ロシアの広大な大地とそこに息づく深い文化を存分に味わえる醍醐味にあります。ニコライ・ゲー「文豪トルストイの肖像」、イリヤ・レーピン「文豪ツルゲーネフの肖像」、ヨシフ・ブラース「文豪チェーホフの肖像」には、奥深いものを感じて見入ってしまいました。久々、もう一度観たいと思うものに出会いました!
    美術を歩こうよ|-|-|-|-|by ネコスキイ

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