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人間的認識の矛盾 = 認識のてこ

2009.07.16 Thursday
0
    評価:
    エンゲルス
    新日本出版社
    ¥ 1,785
    (2001-09)
    コメント:どれがエンゲルスで、どれがデューリングなのか。でも、内容を分析すると鋭い哲学があります。批判の中に主張が隠れていますよ。見つけ出してください。

    エ=エンゲルス、 デ=デューリング

    エ「世界体系の総関連を余すところなく認識しようとするが、・・いつになっても完全には解決できない」矛盾は、「いっさいの知的進歩のおもな梃子」であって「人類の無限の進歩的発展のなかで解決されていく」。

    デ いや、科学の最後の諸課題を解決したのだ(!!)   純粋数学全体も、アプリオーリに、頭の中からつくりあげることができる。数と図形も。
     
    エ しかし、数と図形の概念は、現実の世界からとってきたものである。なぜなら、「10本の指」で数えたから。さらにその前に、「数えることができる対象」「こうした対象を考察するさいにその数以外の残りのすべての性質を捨象する能力」も必要。この能力は、「長い・歴史的な・経験にもとづいた発展の結果」である。
    ・図形の概念も同じ。・・「いちばんしんがりに、知力自身の自由な創造物・構想物」「虚量」に到達する。
     ・数学も、人間のもろもろの必要から生まれてきた。 ・しかし、「或る発展段階において」「なにか自立したものとして」「外からやってきた諸法則として現実の世界に対置されるようになる」
     ・「社会と国家とでは、ものごとはこのように進行した」
    ・「あとになってから世界に適用されるのである」  

       そこで、この哲学対話を応用して、以下の問いを考えてみたいと存じます。

    【問1】 虚数 = i  は「人間のもろもろの必要から生まれてきた」のでしょうか?
         「博士の愛した数式」は、Exp(iπ)+ 1 = 0 (オイラーの公式より) ですが・・・  

    【問2】  以下の2つの戯曲の一節にある「計り知れぬ多くのこと」「哲学など思いもよらぬこ                と」は、「人類の無限の進歩的発展のなかで解決されていく」ことを想定したセリフ
              でしょうか?    
             
             ・木下順二『子午線の祀り』    
                     「天と地の間にはな、民部よ、われら人間の頭では計り知れぬ多くのことが
                      あるらしいぞ」     
             
            ・シェイクスピア『ハムレット』(第1幕第5場より、小田島雄志訳)
                「この天と地の間には、ホレーシオ、哲学などの思いもよらぬことがあるのだ」
    哲学のラ・フォンテーヌ|-|-|-|-|by ネコスキイ

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