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    『資本論』を薦めるコラム登場

    2017.11.27 Monday
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      評価:
      カール・マルクス
      新日本出版社
      ¥ 1,258
      (1982-11-01)
      コメント:資本論を読むにはこれが一番。ドイツ語、英語、フランス語だけでなくできるだけ多くの言語訳も参照しつつ、集団訳で偏りがなく最先端の研究も取り入れられています。同じ、出版社の単行本・新訳もありますが、電車でも読める点が違います。違いを見ながら勉強しましょう。

      JUGEMテーマ:学問・学校

       

       世界一の新聞大国であるわがニッポン、に住むと面白いこともあります。

       

       今朝の神戸新聞のコラムである「正平調」は、マルクスの『資本論』を薦めています。

       くわしくは、神戸新聞を見ていただきたいのですが、だいたい以下の通りの内容です。

       

       昔はみんな争って『資本論』を読み、その内容如何を議論したものだ。

       その内容をかいつまんで言うと、人間が生活を維持し子どもを養うに必要とするカネとそのための最低必要労働時間が一般的に一日6時間だとした場合、現在12時間働いてもその半分しかもらっていないことになる。おかしい。

       そこを解明したのが『資本論』なのだ。

       現在の長時間労働、不払い労働、過労死などを考えると、流行おくれということはない。読むべき本だ。

       

       搾取とか過密労働という相対的剰余価値の搾取についての言及がないにしても、最近の新聞の中では出色のコラムです。

       やっと、こういうことが言える世の中になったのか。

       ほんというと、だれがそのような社会にしているのか、だれが見えないようにしているのか、どうやってそれを変えるのか、という点まで言い及んでほしいのですが、まだまだそこまでは言えないようです。

       が、しかし、コラム氏の言うこの辺までは国民の最大公約数的意見として、科学的到達点として常識であるべきだと思います。

       

       京都大学教授・川上肇の『貧乏物語』も貧乏の源泉が搾取だと大阪朝日新聞に掲載したことがありますね。その連載が始まって101年。『資本論』第一巻が刊行されて今年で150年。国民常識として定着するには時間がかかりますね。

       国民の経済的権利が保障されるには、啓蒙的普及活動と国民の納得が必要となります。これも日本国憲法の歴史的要請でしょう。

       

      p.s.

        アクセスが比較的激しいので、資本論について詳しく知りたい方は、このブログのカテゴリー一覧から「政治経済学再入門」を参照してください。

       

       また他にも、多面的に紹介しています。

       1.sharescafe

       

       2.「朝日新聞」天声人語 2017年7月23日付 資本論150年

       

       

       

      科学はだいじだよ|-|-|-|-|by ネコスキイ
       
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