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サッカーW杯ロシア大会H組
評価:
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JUGEMテーマ:ニュース
ポーランド戦の最後の15分は大博打でした。
同時に始まった同じ組の試合でコロンビアが1点先取してからが、脂汗が出るような嬉しいような試合でした。
キャプテン長谷部が投入され、ゆるく闘志を燃やしてもどかしい試合を敢行した度胸は素晴らしいと思いました。
もし相手のセネガルに1点とられていたら「大惨事」となり決勝リーグ進出はできなかったのです。
その点、西野監督、コーチ陣は良く他試合の趨勢を研究していたということでしょう。
パス回しで15分を消化し、コロンビア・セネガル戦のアディショナルタイムが終了するまで待った、その気持ちは代表チームでないとわからないと思います。
次の試合にでるための「賭け」。
すでに敗戦が決定していたポーランドも最後まで攻めに出るわけではなかったので、ちょっと「談合」を疑った人も多いと思います。西野チームの作戦勝ちです。
「戦わずして勝つ」
これは、「孫子の兵法」では最善の手ではなかったでしょうか。
その点を評価してあげましょう。「フェアプレイ・ルール」はFIFAのレギュレーションなのでそれにしたがうと、今回のような不本意な試合になったならば、そのルールを変える必要があります。
たとえば、柔道のようにファイティングポーズをしないと、警告を受けてイエローカード1枚分消化するとか、そういう改革も必要です。
「アンナ・カレーニナ」 2
JUGEMテーマ:読書
歴史を紐解いてみましょう。
まず、トルストイの三部作の執筆の始まりと終わりは以下のとおりです。
1863年 「戦争と平和」執筆準備
1869年 「戦争と平和」完結
1973年 「アンナ・カレーニナ」執筆開始
1977年 「アンナ・カレーニナ」完結
1889年 「復活」(「コーニの物語」)の草稿を書く
1899年 「復活」、国内、国外で同時発表
これにロシアやヨーロッパ・世界の歴史を重ねると、「アンナ・カレーニナ」という上流階級の没落の過程と終わりの始まりが分かります。
1861年 ロシア農奴解放令
1863年 「戦争と平和」執筆準備
1869年 「戦争と平和」完結
1973年 「アンナ・カレーニナ」執筆開始
1977年 「アンナ・カレーニナ」完結
1877-78 露土戦争⇒1878 サン・ステファノ条約
1881 アレクサンドル2世暗殺
1889年 「復活」(「コーニの物語」)の草稿を書く
1899年 「復活」、国内、国外で同時発表
1904年-05 日露戦争
1905年 血の日曜日事件⇒第1次ロシア革命(1905-07)
⇒ニコライ2世、十月宣言(国会開設を約束)
1905年 ストルイピンの弾圧政策(1905-11)
⇒ミール(農村共同体)の解体
1914年-18 第一次世界大戦に参戦
1917年 三月(ロシア暦二月)革命(ニコライ2世退位=ロマノフ朝の滅亡)
⇒十一月(ロシア暦十月)革命⇒ソビエト政権成立
「アンナ・カレーニナ」 1
JUGEMテーマ:読書
「アンナ・カレーニナ」は現代小説のお手本とされています。
それを今読む意義はどこにあるのでしょうか。
ロシア人と話すと「カラマーゾフ兄弟」が日本でベストセラーになったことが驚嘆すべきできことだ、と語ります。
そう、本国では、あまり読まれない古典と化した古臭くて難しい本だからです。
日本でいうと、夏目漱石か森鴎外のようなものなのでしょう。
イギリス人と話したときも、シェイクスピアはあまり読んでいないのが一般のようでした。それもそのはず、同時代の近松門左衛門を進んで読む若者は研究者ぐらいしかいないので、当然と言えば当然なのです。
「アンナカレーニナ」もあまり最近は読まれないとしても、人生を考える上では不可欠の一冊ともいえます。ロシアの貴族階級の話と片づけてしまえば、日本人とは関係なさそうですが、先進的なロシア貴族が解放された農奴の生き方に共鳴を見出すという点で、社会の発展を学べる内容になっています。
「アンナ」の不倫がテーマと勘違いする人もいますが、当時の貴族階級の腐敗に対置した主人公レービンの精神の発展が最大のテーマなのだと思います。
ただし、アンナがウロンスキーに恋い焦がれるシーンや、鉄道自殺する前の混乱と孤立が詳しく描かれていて長編なのに目が離せないところは、トルストイの小説手腕です。
名目的結婚から、このやむを得ない精神発露としての「不倫」が存在した革命前のロシア、女性が不利な時代、対外戦争でセルビアに攻め入ることが当然とされた時代、この時代を把握することなしに「アンナカレーニナ」は読めないので、ある程度説明は必要です。
メイキングとソンタくん
JUGEMテーマ:ニュース
神戸製鋼では、データ偽装が随分前から行われていたことが発覚し、その他の会社も信用を疑われています。
神戸教育委員会も、いじめの報告がなされていたのに教育委員会が隠蔽していることが分かりました。
これらは「神戸問題」と呼んでいいでしょう。
サカキバラ事件も神戸、大震災も神戸、iPS細胞の山中教授も神戸大学出身、ロシア大会「サムライ・ジャパン」23人のうち3人も神戸・・・・・
日本社会を揺るがす悪いことも、良いことも・・・そしてコーベなのです。
今回、神戸製鋼ではデータ改ざんを「メイキング」と呼んで隠蔽していました。『下町ロケット』でもデータ改ざんせざるを得ない心理状況を扱っていましたね。データを改ざんされ、これを「科学」と呼ばれた日には、一般人は反論できません。
旧ソ連のべリア機関が大規模に学者にニセ「科学」を語らしめたことは有名でした。
そこまで行かないとしても、これだけの大企業で改ざんが行われているとすれば、財務省でさえそうなのですから、他もどうかと疑ってかかっても良いでしょう。
これは、人類に対する罪なのです。
単なる技術データを改ざんしたのみならず、国民をだましたということになるのです。
しかも、上司や空気を「忖度」(そんたく)した結果ということなら、技術者本人に罪はないことになります。アメフト問題と似ています。
教唆の罪という条項に、忖度誘導とでも付け加えて改正刑法でも作るべきと考えます。
それにしても、巷にはニュースなどどこ吹く風と遊んでいる人もいます。
「忖度」って知っている?と聞いたら、「何、ソンタ君ってどんな人」と逆質問されます。
そういう人も、この技術改ざんされた品物を利用しているということを、技術者や経営者は知るべきでしょう。
- サッカーW杯ロシア大会H組 (06/29)
- 「アンナ・カレーニナ」 2 (06/28)
- 「アンナ・カレーニナ」 1 (06/27)
- メイキングとソンタくん (06/06)
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