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平成天皇と殉死するもの
JUGEMテーマ:読書
夏目漱石は「こころ」で明治天皇と時代に別れを告げました。形態は主人公の自殺という比喩的仮託をとりましたが、それは間違いない文学観だと思います。
さて、平成天皇は「崩御」ではないですが、これだけ「平成最後の・・・」と喧伝されれば、それなりに「殉死」する人や事柄が出てくるのではないでしょうか。
茶会に招かれた方々を見ても、まさに「平成」を彩る人がずらりとならび圧倒されてしまいます。
中村吉右衛門氏など畏れ多くてお話もできなかったということですから、万民平等の日本でも「天」に相当する人がいると考えていいのでしょう。
「天は人の上に人を作らず」とは福沢諭吉の「学問のすすめ」の冒頭です。
この「天」に相当するのが、今はもしかしたら「天皇」なのかもしれません。
この「天」ともに「殉死」するものは何かないか考えていました。
ふと思ったのは、もしかしたら「民主主義」なのではないかと。
そう思うと背筋がぞっと冷たいものを感じ始めました。
しかし、その伏線はいろいろとあると思います。それはこのブログで縷々述べてきたので読み返してください。
でも、そうならないように努力するのが巨大な21世紀の人間なのです。
期待しましょう。
p.s.
2019年5日1日、共産党系のメーデーは行われるのか、おこなわれないのか。That is the question!
万歳せよ2019
評価:
--- CCCメディアハウス ¥ 460 (2019-02-19) |
JUGEMテーマ:ニュース
今年の3月1日は、日本占領下、朝鮮半島の独立運動を始めた画期的な日だとされています。
3月1日、「独立宣言」を読み上げ、万歳三唱したというのです。もちろん弾圧の対象でした。
独立の宣言は、アメリカ大統領ウィルソンの14か条の影響のもと、民族自決が叫ばれた時期でもあったわけです。
そのウイルソン大統領はレーニンの平和の布告に対抗するための平和原則を出さざるを得なかった経緯もありました。
「吾らはここに、我が朝鮮が独立国であり朝鮮人が自由民である事を宣言する。これを以て世界万邦に告げ人類平等の大義を克明にし、これを以て子孫万代に告げ民族自存の正当な権利を永久に所有せしむるとする。」
宗教者など33名が死をも覚悟のうえで、宣言し、タブコル公園を起点に数千人のデモまで行われた大衆的な運動でした。
1910年 朝鮮、日本への併合
1919年 3・1独立運動
1945年 日本敗戦・朝鮮解放
1910年よりも前からの侵略的・屈辱的な支配をしてきた日本に耐えかねた誇り高い朝鮮民族は、この日をいつも忘れず、自己改革していくことでしょう。
西大門監獄やタブコル公園を訪ねてみて、人間の独立性、誇りを傷つけられた民族は必ずそれを取り戻す努力をすると確信しました。
ここに民族の国際連帯の可能性を見る思いでした。
2019年2月24日、沖縄の県民投票で米軍基地の辺野古移転に7割の力で「ノー」を突きつけましたが、投票率が5割しかないなどとケチをつける勢力とコメントしないアメリカもあり、日本政府はこの結果を無視しています。
県民投票に法的拘束力がないとしても、法があれどもまもらない政府は、何を基準に判断しろというのか。
ここで答えを出すべきです。
国際連帯を期待します。
桑田佳祐と「男はつらいよ」
JUGEMテーマ:映画
これまで何故山田洋次監督がオファーしなかったのか不思議なくらいです。
それぞれが忙しく関係性をもてないまま、50年たったということでしょうか。
「男はつらいよ」第50作。
記念すべき映画です。
思い焦がれてきた人と再会した!!というテーマはワクワクしますね。
昔の「君の名は」です。
何十年かぶりの同窓会という感じでもあります。
さらに、桑田氏がテーマ音楽をつくり、出演もするというのですから、本当に興味あるものに仕上がるでしょう。
「ひよっこ」にも出演し、音楽も担当したマルチな人ですから、何かやらかすでしょう。
やっちゃえ、桑田!!
型にはまらない人間性の発露、それが寅さんなのです。
リチャード・ギアも喜びますね。
そう、ついでにギア氏も友情出演したらどうかな。オランジーナでももって。
ロケ地はフランス南部(ゴクミが住んでいたところ)、北海道富良野(吉岡のドラマの舞台)、湘南・茅ヶ崎(桑田の地元)、中国・大連(監督の少年時代に住んでいたところ)、東北東海岸(震災関連)などが面白いと思います。
・・・・叔父に似て放浪好きな甥(吉岡)が立ち寄ったのが富良野の村。昔から思いを寄せていた女性(ゴクミ)は夫の仕事の関係で南フランスに移住していた。奇しくも東日本大震災が発生。家族が心配で、甥も女性も東京に帰ってくるも、交通も仕事も大混乱。二人とも家族が福島にいると知り救援物資をもって駆け付ける。そこへミュージシャンとして名を成した桑田が芸能界に疲れ果てて「フーテンの寅」よろしく、震災のボランティアとして駆け付ける。皆に押されて「TSUNAMI」を歌っているところに、桑田のファンだった甥と女性が偶然立ち寄る。
そこからドラマが始まる・・・・・・・
というのはどうでしょうか。
ジョニー・デップと水俣病
評価:
--- ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 ¥ 2,830 (2017-11-08) |
JUGEMテーマ:映画
ジョニー・デップはご存知、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」でも有名です。
「チョコレート工場」も見た人も多いと思います。
アメリカの俳優は有名になると社会性を帯びた作品に転身することも多いので、デップもその方向に来たかなというイメージがあります。
今回、主演するらしいのは「水俣病」を写真に収めたジャーナリストを演じるというので驚きました。
世界の「ミナマタ」のなで、「ノーモア・ヒロシマ」と同じくらいの扱いなのでしょう。
公害患者との対話を綿密にしてリアルな映画に仕上がるよう期待します。
内容はまだ不明ですが、「経済との調和」を謳った公害対策の悪徳を暴いていってほしいと思います。
公開時期は未定です。
天皇の謝罪について
JUGEMテーマ:ニュース
「従軍慰安婦」について、天皇の謝罪を韓国国会議長が求めている件について、時代錯誤と日本国憲法についての理解不足があると考えます。
まず、現憲法下で天皇は政治的権能を有さないので、たとえ謝り、手を握ったとしても政治的意味のないことなのです。
また、戦争責任も現天皇にないとは、誰しもわかっているので、韓国議長の発言は「怒る」のではなく「諭す」ことが大切です。
ただし、この問題については、日本政府としては謝罪するに値するのです。このことを棚上げにして、天皇謝罪要求にたいしてだけ抗議するなら、責任逃れのカムフラージュとなるのです。
昭和天皇の戦争責任が追及できなかったことが、この流れを作ったのでしょう。
韓国人、朝鮮民族が「昭和天皇」憎しと思う気持ちが、韓国議長の行き過ぎた発言につながったと考えるのが自然です。
韓国国会としても、この発言の背景を探るよう議論してほしいと考えます。
- 平成天皇と殉死するもの (02/28)
- 万歳せよ2019 (02/25)
- 桑田佳祐と「男はつらいよ」 (02/21)
- ジョニー・デップと水俣病 (02/18)
- 天皇の謝罪について (02/14)
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