藤井四段とモンテッソーリ教育

2017.07.02 Sunday
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    JUGEMテーマ:ニュース

     

     かなり自由な教育で知られるモンテッソリーの教育論は、教育学部では一度は勉強するでしょう。

     自主性を尊重するという教育は自由放任と勘違いされやすいですが、ネグレクトではなく手を差し伸べていくという感じなのでしょう。

     尾木直樹氏も藤井氏の態度にうすうすそれを感じたのか、Twitterで書いています。

     生徒の意思があって、教師が作用する。という関係になれば一番いい感じの教育なのに、教えてやろうという感じだと反発は必至となります。

     「なぜ宿題をだすのか」理解するまで聞いていくという態度に、真理を追究する態度が現れていると思います。そこを評価することが今大切なのではないでしょうか。

     どこかの新聞で読んだのですが、校則は憲法に違反しているとして裁判所に訴えた中学生がいたというニュースを聞きました。それに対して、裁判所は憲法違反にはあたらないとしても、そういうところに関心を抱いた中学生を評価していました。

     「おバカ解答」という本がコンビニでヒットしていますが、そこには、「馬で通学禁止」とか「メロンを盗んだら退学」という面白い校則が紹介されています(誰が投稿したのかわかりませんが)。

     こういうのも、馬でしか通えなかった北海道の時代背景や、戦後、通学路の道端に生えていた山梨のメロンを頂戴してしまった飢えた時代のたまものとしてみれば不思議はないのです。

     時代がかわれば当然変わってくる「校則」であり、法律なのです。

     エンゲルスの『反デューリング論』でも、法律の相対性を議論しています。

     子どもたちの素直な疑問に大人は余裕をもって答えられるようにしておくのが、最大の教育ではないでしょうか。

     

     

    学習・教育・文化論|-|-|-|-|by ネコスキイ

    ひふみんの引退

    2017.06.30 Friday
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      JUGEMテーマ:スポーツ

       

       加藤一二三は、なかなか面白い人柄をおもちのようです。あのアンパンみたいな顔でありながら、しかし、将棋9段の最高位であり、紫綬褒章受領者なのです。

       

       彼は、中学生の藤井四段への深い愛情でほめちぎっていますが、将棋界をけん引し今なおひきつけている姿が素晴らしいのです。

       会話も面白いし、そのなかで馬鹿正直な面もあって突っ込みどころ満載なので、バラエティ番組では引っ張りだこでしょう。

       

       1300勝を超える棋士でもその勝率は6割程度なので、かなり厳しい世界ではあります。

       公式戦では見られないとしても、将棋の普及にこれからも大きく貢献されることを期待します。

       

       7月2日の竜王戦トーナメントは、誰も注目することになるでしょう。

       ヒフミンの解説も期待します。

       

       

      p.s.

       ヒフミンの解説はありませんでしたが・・・・。

       7月2日の竜王戦トーナメントで、藤井四段は佐々木五段に負けました。AmebaTVで最終局面を見ましたが、時間がなく焦っている藤井氏がかわいそうでした。

       終盤はどう見ても大ゴマをもっている佐々木氏に圧勝されているのが素人でもわかりました。力なく「負けました」とあいさつする前にブレザーをきちんと着直したところに行き届いた礼儀を見ました。

       連勝の歴史を最年少で更新したことをみんなでお祝いしたい気持ちです。

       一方で都議選は「都民ファースト」の圧勝が伝えられ、千代田区のドンの後継も負けたようです。

       でも、こちらは投票率が悪いうえ、選挙開票の視聴率も低いでしょう。AmebaTVが途中でサーバーダウンしたのはアクセスの集中しすぎだったと思います。それほど熱中させてくれた藤井氏に拍手をおくります。

       

       

       

        

      科学はだいじだよ|-|-|-|-|by ネコスキイ

      冷や水 ヒンデンブルグ・オーメン

      2017.06.15 Thursday
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        評価:
        池井戸 潤
        文藝春秋
        ¥ 637
        (2007-03-10)

        JUGEMテーマ:ビジネス

         

         最高のアメリカ株価の中、冷や水をさすようですが、・・・・・・

         ヒンデンブルグ・オーメンの指標が出ています。

         

         

        パニック売りとなる可能性は41%

           その発生条件には諸説あるが、

           1.ニューヨーク証券取引所の52週高値更新銘柄と52週安値更新銘柄の数が共にその日の値上がり・値下がり銘柄合計数の2.8%以上

           2.ニューヨーク証券取引所インデックスの値が50営業日前を上回っている

           3.短期的な騰勢を示すマクラレンオシレーター(騰落統計数の平滑化された差に基づくモメンタム系指標)の値がマイナス

           4.52週高値更新銘柄数が52週安値更新銘柄数の2倍を超えない

           などが有力で、これらのシグナルが同日に発生した場合を指す。

           ヒンデンブルグ・オーメンが発生すると、

           1.77%の確率で株価は5%以上下落する

           2.パニック売りとなる可能性は41%

           3.主要銘柄は24%の確率で暴落する

           とされているが、常に株価が大暴落するわけではない。

           ヒンデンブルグ・オーメンが一度発生すると「呪いの期間」は30営業日と言われているものの、マクラレンオシレーターがプラスに転じると「呪いは解ける」ようだ。

           1985年以降のNY株価暴落には、ヒンデンブルグ・オーメンが先行して発生していると言われるがすべてに当てはまるわけではない。ただ、現在のNY株は史上最高値を更新し続け、投資家に高値不安があるのも確か。利益確定売りが出やすい地合いとなっていることに間違いない。ヒンデンブルグ・オーメンが投資家の不安心理を呼び覚ます可能性は否定できない。

         

         

         

         

        経済・税財政論・会計学|-|-|-|-|by ネコスキイ

        インドの「ピザ!」

        2017.06.08 Thursday
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          JUGEMテーマ:映画

           

           ツタヤでも人気のインド映画『ピザ!』を観ました!!

            原題は“カラスの卵”ですが、それをとって食べなければならないほど貧しい兄弟がピザに憧れる話ではあります。

           

           ところが、そのピザを食べに行くことさえ拒否される貧困差別がインドにもあり、単なるカースト制度だけでない差別の根強いインドを告発しています。

           アカデミー賞を総なめにした「ミリオネア」ではもっと貧困と誘拐と大都市の発展の矛盾を描いてましたが、こちらの映画は小ぶりでも貧民窟の子供たちの逞しさを見せています。

           貨物列車からこぼれ落ちた石炭を拾う児童労働で1年間働いてピザ1枚を買おうとするのですが、・・・ネタばれするので書きません。

           鑑賞したあとほっこりするような落ちになっています。 

          映画談義のパラディソ|-|-|-|-|by ネコスキイ

          ダーティ・ワークの現代性

          2017.06.08 Thursday
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            評価:
            Array
            Universal Music LLC
            ¥ 250
            (2017-03-22)

            JUGEMテーマ:音楽

             

             ブルゾンちえみのネタで流れるBGMはアメリカのyoutubeceleblityの一人、オースティン・マホーンのヒット曲です。

             その和訳がないかと探していたら以下の訳があり、なかなか現代性があるので掲載します。

             私的翻訳はまたの機会に追加しますよ。ブルゾンちえみとマホーンのコラボも実現したとか。

             

             

            Rolling my sleeves up in here
            ほら、袖をまくって
            To make you smile ear to ear
            きみを最高の笑顔にするためなら
            Girl I been hitting that, hitting that graveyard shift
            僕はきみのためになら深夜にだって働き続けるよ
            You won't find another one built for this
            こんなに立派な男は他では見つけられないね
            Dirty work, ooh Dirty work
            ダーティーワーク、ああ、ひどい仕事さ
            Baby I don't need your help
            大丈夫、きみはゆっくりしていて
            I'd do it all by myself
            全部一人でやってみせるから
            Girl I been putting in, putting in over time
            きみのために僕は残業し続けるよ
            You ain't gotta tell me what's on your mind
            きみの気持ちをわざわざ言う必要なんてないんだから

            Dirty work, ooh Dirty work
            ダーティーワーク、ああ、ひどい仕事だよ
            'Cause when you do what you love
            でもね、好きなことをやっていれば
            You're gonna love what you do
            そのうちそれをもっと好きになってくるからさ
            You know I do it with love
            きみの愛のためだよ
            Each night I do it for you
            僕は毎晩、きみのために働いているのさ

            It's the dirty work
            これもひとつのダーティーワークだね
            Somebodies gotta do it
            でもどうせ誰かがやらなきゃいけないことなんだ
            Dirty work
            ひどい仕事
            So we're getting into it
            だからなんだってやるよ
            Dirty work
            ダーティーワーク
            Go and get your body moving
            さあ、君の身体に働いてもらおう
            You know it ain't no nine to five
            これは9時から5時の仕事なんかじゃないからね
            We're going sundown to sunrise
            日没から朝日までさ
            Dirty work Dirty work
            ダーティーワーク
            、ほんとひどい仕事だね


             

            音楽は楽しい|-|-|-|-|by ネコスキイ

            前川氏の面従腹背主義

            2017.06.02 Friday
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              評価:
              リチャード・H. ロービア
              岩波書店
              ¥ 3,511
              (1984-01-17)

              JUGEMテーマ:ニュース 

               

               前川氏とは、元文部科学省事務次官のことです。

              「総理のご意向」という一節が含まれた内部文書があるかどうかで、勇敢にも当時のトップであるその前川氏が存在を認めたため脚光を浴びています。

               よくぞ証言してくれたと思います。いかがわしい「出会い系バー」に出入りして少女の貧困を調べると称して遊んだとしても、その存在証明には十分権威はあるとおもいます。

               そういう「脛に傷」を見つける役目を果たしたのは公安警察だと思いますが、この前川氏と日本共産党幹部または党員が「出会い系バー」で内部文書を渡していたとしたら、内閣を転覆することを画策した「共謀罪」にあたるのかもしれません((笑))。

              「伊達」氏は派手を装い徳川に反抗心を隠していたし、大石蔵之助は伏見で遊興三昧と見せかけ浅野家討ち入りの準備をしていました。トランプ氏も中国首脳との歓談の裏でシリアミサイル攻撃の準備をし、オバマ氏も核兵器廃絶を唱えながらビンラディン殺害を指示していました。

               

               今回、サミットで保護主義トランプ氏と他国の架け橋役で四苦八苦したのが安倍氏だったのですが、逆に言えばトランプ氏の先兵。

               /兇蠑紊欧燭海屬靴鬚匹Σ爾靴討いいわからない北朝鮮問題

               ⊃考С惘猝簑

               2歎彝惘猝簑

               そ犇姦罪もみ消し問題

               いずれも、国民にとって未解決のままですが、もっと色々あって、言うことを聞かされる官僚としても耐えかねる内容のものも多くあるでしょう。

               

               官僚だって人間で、政治的市民的自由を保持しているということは国際的に認められています。警察官が安全を求めてデモをしたり、教師の待遇改善のために主張したり、はたまた、内心は共産党支持なのに政府首脳の補佐官だったりすることはあり得ます。

               

               そういうことから、悪い意味でつかわれてきた「面従腹背」を、良い意味でとらえなおし返す刀で「面従腹背」であることは官僚の「技術」であるともいえるのです。

               テレビ朝日の単独インタビューに答えて、そのように発言した前川氏を応援したいし、この発言が公務員の政治的自由強化に役立つよう広めていきたいと思います。

               厳しい言い方をすれば、ずるがしこくあざとい官僚トップの発言であり、やさしく言えば「内心の自由」の発露です。

               先日のブログに書いたダルトン・トランボが非米活動委員会調査で述べたように調査そのものが思想調査という違憲状態なのです。それで議会侮辱罪として問われ刑務所送りになり家族が露頭に迷っても、責任は違憲行為にあるのです。

               今回の発言で政府内部の“アカ”を失脚させることのないよう、国民はしっかり見守る必要があります。

               

               

              p.s.

                 「総理のご意向」問題での文書に関して、他の議事録(公式文書)がその存在及び圧力を証明しています。

               

              以下は「週刊朝日」の藤田英典氏の文章です。

               

               「総理のご意向」は当初からあったことを示す公文書がある。2016年9月16日開催の国家戦略特区ワーキンググループ・ヒアリングの議事要旨がそれである。その1〜2頁に次のように記されている。

              ○藤原審議官 WGをスタートさせていただきます。文科省、農水省にお越しいただきまして、獣医学部の新設の問題ということでございます(中略)総理からもそういった提案課題について検討を深めようというお話もいただいておりますので、少しそういった意味でこの議論についても深めていく必要があるということで今日はお越しいただいた次第でございます。

              このWG開催日は上記の文科省内部文書の作成日の10日前であり、WGヒアリングの事務局担当者は内部文書のタイトルにも明示されている藤原豊・内閣府審議官である。つまり、この時期から官邸と内閣府からの文科省への圧力が始まったということであろう。その結果、前川氏の言うように、「公正公平であるべき行政のあり方が歪められ」ることになった。

               

               

               政府は、これにどう反論するのでしょうか?

               

               

               

               

               

               

               

               

               

               

              はい!こちら社会部|-|-|-|-|by ネコスキイ

              永遠のダルトン・トランボ

              2017.05.29 Monday
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                JUGEMテーマ:映画

                 

                 『ローマの休日』、『スパルタカス』という映画は映画ファンなら知っているに決まっています。

                 だが、その脚本を書いたのは誰かというのはあまり知られていません。

                 

                 オードリー・ヘップバーンをスターダムにのし上げた映画が『ローマの休日』でありましたが、ダルトン・トランボ氏が赤狩りで嫌われたため友人の名前で書きました。

                 その後、『黒い牡牛』でアカデミー脚本賞をもらったときもペンネームで書きました。

                 その実力を見込んで、俳優カーク・ダグラスと監督ブレミンスキーが別々に自宅に乗り込んできて『スパルタカス』や『栄光への脱出』の脚本を書いてくれるよう頼みこんできました。

                 それの映画を公開するときは、やっと実名のクレジットで、脚本「ダルトン・トランボ」で復活しました。

                 

                 共産主義者が嫌いでも思想信条の自由は守らねばならない。この一点で多くの支持者を得たわけです。

                 ジョン・スチュアート・ミルもそのようなことをかつて主張しましたね。

                 

                 アメリカにも共産主義者がいて、その人々が愛国者であることを主張すること。暴力的でなければ、その自由を保障する、内心の自由を保障すること。これこそが自由主義の本質であってそれ以外のものはないのです。

                 

                 2015年にダルトン・トランボの抵抗の人生を描いた映画が上映されましたが、今もビデオ店では長い人気を誇っています。

                 今は反共主義という言葉さえどこかに行った感がありますが、またまだ共産党との統一候補を出すのは嫌だと拒む民主党国会議員もいて、諸葛孔明のように見守るしかないのですが、いつか分かってくれますよ。

                 

                 それにしても、スカッとするトランボとその家族でした。

                 

                映画談義のパラディソ|-|-|-|-|by ネコスキイ

                「殿、利息でござる」の無私

                2017.05.25 Thursday
                0

                  JUGEMテーマ:映画

                   

                   この映画は、今新進気鋭の歴史学者の磯谷氏の著作の一部を映画化したものです。

                   

                   映画は、歴史の中で、「無私」を描くと喜劇になり、「悪徳」を描くと悲劇になります。

                   多くの金貸屋は江戸時代において「悪徳」の典型のようなものですが、この映画においては地域の存続という一点で、子々孫々まで「無私」の精神を貫くという点で金貸屋、酒屋そして肝煎り(庄屋)が団結しました。

                   

                   フィギュアスケートの羽生弓弦さんも出演し話題になり、昨年ヒットした映画はレンタルされてじわじわと歴史愛好家に支持されて広がっています。

                   歴史資料から説き起こし、従来の画一的な歴史観や中央集権的な考えから脱却した歴史叙述は、多くの人にとって真新しいものです。また、その歴史が現在にも引き継がれ、過去を生きた人物から引き出される教訓が現在に染み渡るのです。

                   

                   英雄史観は往々にして政権をとった人物の武勇伝ですが、司馬遼太郎氏はその英雄に民衆を組み込んだところが注目されました。今回、「平成の司馬遼太郎」と言われる磯谷氏はもっと大衆的な群像を英雄として、史実から扱っています。

                   藩が統一せず「日本国」がない時代には、それぞれの地方主義があってそれが真理だった時代があり、その真理を探究することが歴史科学なのだと今さらながら考えるきっかけとなりました。

                   

                   先般、流行っているという『応仁の乱』をざっと読んで、著名な英雄のいない大戦の複雑な駆け引きは、簡単に言うと武力をともなった権力闘争でしたが、時代は違えどもこの映画の「無私の人々」はそういう権力者のもとで知恵を出して抵抗して生きた歴史であったのです。

                   

                   歴史史料に頼りすぎる史料主義には組しないとしても、連綿とつづく正義の歴史は民衆に多くあるのではないでしょうか。

                   

                   

                   

                   

                   

                  映画談義のパラディソ|-|-|-|-|by ネコスキイ

                  衝撃の竹原ピストル

                  2017.05.19 Friday
                  0
                    評価:
                    竹原ピストル
                    ビクターエンタテインメント
                    ¥ 2,818
                    (2017-04-05)

                    JUGEMテーマ:音楽

                     

                     NHKのSONGSという番組を見て、久々衝撃を受けました。

                     この番組は時々見てたのですが、松田聖子、スガシカオ、いま実家の旅館を継ぐという話題の竹内まりあ等々、一度は一世を風靡した歌手の番組だと思ってみていました。

                     

                     それが、今回のプログラムを見て衝撃が走りました。

                     「竹原ピストル」という名前は、以前からアルバイトニュースのコマーシャルの下の方に出ていたので気になっていました。

                     ちょっと、J-WALKのボーカルっぽいなぁ、と思っていましたが、すごい深い内容の歌でもあると考えていました。

                     遅ればせながら、初めてご尊顔を拝し、キム兄(芸人の木村祐一)にも似ていました。

                     

                     初めて、その「よう、そこの若者よ」を全部聞き来ましたが、これが驚きの内容です。その前に実は、声優の山寺宏一氏が物まねしていたので逆にそこからイメージしていました。

                     

                     よう、「そこの若けーの」と叫ぶ寂びの部分が素晴らしいのですが、同時に「俺の言うことを聞いとくれ〜」と言いながら、「俺を含めて、だれの言うことも聞くな」という歌詞が、若者へのメッセージになっている点が、聞くに値する、いや、今までの多くの歌手の歌詞とは違う点です。

                     そこが衝撃的でした。

                     中島みゆきの「地上の星」をはじめ、良い歌には矛盾した物言いが歌詞にちりばめられがちなのですが、この「若者」へのメッセージも矛盾だらけです。

                     そこが、聞く耳を騒がせるのです。

                     あたかも、又吉氏の新作『劇場』冒頭の、薄い皮なのに瞼から見えたためしがない、というような修辞です。

                     

                     

                     

                     

                     

                    音楽は楽しい|-|-|-|-|by ネコスキイ

                    シン・ゴジラと北朝鮮への対応

                    2017.05.01 Monday
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                      JUGEMテーマ:映画

                       

                       遅ればせながら、DVDで『シン・ゴジラ』を観ました。

                       

                       政府の危機対応が素晴らしく、いまの安倍政権の対比でみると対照的でした。

                       ゴジラのエネルギー源が核反応であり、それが発する放射線にモニタリングポストが反応してアメリカ空母が非難していくシーンは現在の日米同盟のあり方に一石を投じます。

                       この映画の主役はもちろん「ガッジーラ」(ゴジラ)ではありますが、それが出現した背景に海中への核物質投棄があり、それを飲み込んで“進化”しつづける生物だったとの仮説が面白い点です。旧ゴジラも核兵器への反語として出現したのでしたから、それを踏まえて脚本上で深めたものと考えられます。

                       この映画は一方で自衛隊の宣伝にもなっていて、知らなかったのは御殿場あたりからの誘導ミサイル弾を東京まで飛ばすことができたり、青森の三沢基地から東京までスクランブル発進して空爆できることや、朝霞・練馬駐屯地で作戦計画全体を練ることなど、いつでも首都東京を壊滅できる火力を自衛隊がもっているということが理解できました。

                       ゴジラがこの火力を使っても“駆除”できないため、さらに米軍に応援をたのみ核兵器に次ぐ巨大な貫通力をもつマザー爆弾投下でさえ、ゴジラを壊滅できないので、国連安保理は熱核兵器を使うことを決議しますが、ここでムクムクと唯一の被爆国である日本人の心が大きく台頭してきます。

                       物語は主に、長谷川博己、竹野内豊、石原さとみ演ずる配役が回していきます。それぞれ革新政治家、保守政治家、アメリカの利益を代表しています。ただ、石原さとみ演ずるアメリカ特使は、祖母が日本人という設定で日本人の心を奥深く宿しています。

                       これらの駆け引きで、最終的には熱核兵器を使わせないギリギリの選択を長谷川(総理補佐官・国会議員)にさせ、石原(日系アメリカ特使)も本国アメリカの意に反して同調します。

                       最後の選択が、核エネルギーを使うゴジラに対して国連軍に核兵器を使わさないという選択だった、というところが今回の北朝鮮危機への対応として学ぶべきところでしょう。

                       あらためて、『シン・ゴジラ』の現在的意味を浮き彫りにしたと言える“危機的”状況になっています。

                       しかし、危機なのは誰か?

                       明日にも過労死、さもないと失業する労働者がゴマンといる日本ではないか。

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                      映画談義のパラディソ|-|-|-|-|by ネコスキイ
                       
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